鎌倉佐助T邸

戸建住宅

モミジを巡る家

1.巡り歩き視点の変化を楽しむ

鎌倉の古い街並みに残る路地を巡り歩くと変化に富んだ景観の連続や垣根越しに垣間見えるお屋敷のたたずまい等が大変魅力的に感じられます。鎌倉らしさを感じ、住まいに空間的な奥行き感を与えるために、家へのアプローチ動線や室内動線の途中に、もともとの古い屋敷の庭から移植した「モミジ」を眺める様々な視点(ビューポイント)を連続的に配置することにより、巡り歩き視点の変化を楽しむ路地の仕掛けを取り込みました。

2.周囲の緑と光を室内に取り込む

源氏山公園一体の美しい峰の緑と日差しを十分に室内に取り込むために、リビング・ダイニング・キッチンを2階に配置しましまた。またバルコニーとリビングはフルオープン式の建具で繋がり、室内と屋外の連続性を高めています。

3.省エネ(断熱)、自然素材の活用

省エネと、近年の猛暑日の増加傾向への対策として、エコポイントの助成を活用して、次世代省エネルギー基準を満みたす断熱性能を確保しました。また、室内の空気環境を良好に保ち、吸放湿性を確保するため、リビングダイニングを中心に、珪藻土塗り壁、杉板天井、無垢フローリング、天然植物油塗料、エコカラットタイル等の自然素材を積極的に採用しています。

4.街並み景観との調和、緑化

近年大きなお屋敷が複数の宅地に細分化されることにより、伝統的な鎌倉の美しい街並みが減少しつつあります。T邸は通りに面する部分を積極的に緑化し、駐車場などはできるだけ建物の陰に配置するなどの工夫を施すことにより、鎌倉の美しい街並みをできるだけ継承し、街並みと調和することを意図しています

所在地
神奈川県鎌倉市
用途
戸建住宅・木造2階建て
竣工
平成23年7月