伊勢崎市K邸

リフォーム

2階建てから平屋への減築リフォーム

1.2階建て→平屋へ減築

K邸は約10年間ほぼ空き家状態であった食堂兼住宅をシニア夫妻の専用住宅にリフォームするプロジェクトです。以前は主に食堂として利用していた1階部分を、ご夫妻の住居に改変し、以前は家族の個室として利用していた2階部分と、1階の西側に張り出した居間+浴室部分は、増築によって加えた部分であり構造耐力もやや不安定であるため、今回のリフォームで撤去し、新築時の原型に近い形状に減築することにしました。

2.開放的なDK+和室の大空間

以前食堂+厨房として使用していた部分は約49畳の大空間であり、屋根裏には鉄骨の補強梁が入っていました。今回のリフォームでは耐震補強に必要な耐力壁の増設をしつつ、この大空間をできるだけ活かして、間仕切りの少ないオープンなプランを計画しました。具体的にはオープンなダイニングキッチン=27畳と、壁に引き込まれる障子で仕切れる和室=6畳を一体的な空間としました。広いダイニングキッチンは以前食堂に通ってくれていた昔のお客さんなどを集めて大勢で賑やかに会食をすることも可能です。 またダイニングキッチンの南側には奥行き約2m庇に覆われたタイル貼りのテラス設け、室内と屋外の連続性を生み出し、来客が玄関を介さず直接ダイニングにアクセスすることも可能です。

3.天然木/自然素材/DIY

ビニルクロスを一切使いたくないというK様からの強いご要望があり、壁は珪藻土または構造用合板素地のまま、天井はシナ化粧合板です。床は無垢のナラ材/コルク/畳でこちらも自然素材で統一しました。 キッチンカウンターと一体となったダイニングテーブルは、南会津の材木店にK様と出向いて見付けた栃の木の一枚もの(4.2m×1m)を加工してもらいました。

4.耐震補強断熱改修

耐震補強として「増築部分の2階の撤去」、「スレート屋根→金属折半屋根への軽量化」、「布基礎の追加+補強」、「耐力壁の全面的な更新・追加」、「火打ち梁増設による屋根面の水平剛性の確保」、「蟻害の見られた土台・柱の交換+防蟻対策」などを行いました。 断熱改修としては、「壁・床・屋根裏への断熱材の設置(省エネ等級Ⅳ相当)」、「アルミサッシの全面更新によるペアガラス化」、「通風の確保」、「南・西面の日射遮蔽対策」を行いました。暖房設備として蓄熱式電気床暖房を採用しています

所在地
群馬県伊勢崎市
用途
個人住宅・木造・平屋
竣工
平成26年9月