軽井沢T邸(別荘)

リフォーム

「風立ちぬ」のようなリフォーム

高名なインド哲学者であった先代が昭和30年台に旧軽井沢に建てた別荘のリフォームです。建設当初は約12坪の小さな建物で、しっくい真壁と腰板壁張りの質素なつくりはまるで「風立ちぬ」の小説に出てくるような古き良き軽井沢の雰囲気そのもので、質素でありありながら上品な高原の家です。その後ログハウス風の居間兼寝室(約5坪)が増築され、往年の雰囲気が若干損なわれている状況でした。近年はあまり使われず、痛みも進行していました。
今回のリフォームでは、筋交の強化などの耐震補強を施した上で、できるだけ建築当初の素朴な雰囲気に蘇生させることをテーマにしました。
室内は増築部分のログハウス風の板壁を撤去し、壁は漆喰塗り、天井は杉板張り、床はナラフローリングに統一しました 滞在中は玄関を介さずに屋根付きのテラスから室内にできる出来るように室内の一部を土間タイルしました。
畳の寝室は板敷に改変し先代の著作など保管する書斎としました。
ダイニングキッチンは小さな対面キッチンを大工工事で新設し、朝食などはここで直接摂れるようにしました。
すぐ近くに有名なリゾート温泉があるため浴室は浴槽を撤去してメンテナンスが簡便なシャワールームに改変しました。
古き良き軽井沢の雰囲気を残したこの小さな山荘が、ご家族の憩いの場として末永く使い続けらることを願います。

所在地
長野県軽井沢町
用途
別荘・木造平屋
竣工
平成28年7月

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