練馬区三原台W邸

戸建住宅

2階テラスのある都市の家

1.2階にテラス+LDKを配置した都市型住宅

成熟した既成市街地の従前宅地を2分割して分譲された比較的コンパクトな敷地に建つ都市型の住宅です。南側の隣戸が近接するため1階には十分な日照が得にくい敷地条件に対して、2階の一角に約6畳の広さの屋上テラスを設けこれを囲むようにリビングダイニングを配置することで、十分な日差しと風通しおよび眺望を確保し、2階でありながら屋外と連続した室内空間を実現しました。

2.窓の形や位置の工夫で相隣間のプライバシーを調整

隣戸の窓と自分の窓が向き合わないように、スリット状の高窓を設けたり南西や南東の角部に窓を設け建物と建物の間や道路を臨む抜けのある視界を確保したりすることで、近接する隣戸との視線の交錯を避けプライバシーを守りつつ採光や通風を確保できるように窓の形や位置を工夫しました。

3.将来的な家族構成の変化に対応する可変空間

共働きの若いご夫妻はご長男が誕生したばかりで、近い将来第二子のご予定もあり、家族構成やライフスタイルの変動期の只中にあります。1階は細かい間仕切りをできるだけ設けず、広い部屋に複数の扉を設けるなど、将来的な様々な変化に対応できるように可変性のある空間構成としています。

4.自然素材の質感を感じられる空間

ナラの無垢フローリング、珪藻土壁、スプルスの木天井などを室内に多用し、自然素材の質感を感じられる空間を意図しました、またリビングの一角にはテラスに面した畳コーナーを設け小さい子供も安心してゴロゴロできる場所を用意しました。ここは家事コーナー等としても多目的に機能します。

5.良好な街並み景観の保全と調和

都市近郊の住宅地では世代交代等による宅地の細分化が進行し、成熟した住宅地の緑豊かな整った街並みが急速に失われつつあります。W邸はコンパクトでありながらもすっきり整った形態や外装を心掛け、また少しでも従前宅地の緑を残すなど、街並み景観の保全や調和に配慮しています。

所在地
東京都練馬区三原台
用途
個人住宅・木造・2階建て
竣工
平成27年4月