板橋区徳丸A邸

戸建住宅

キュービックハウス:個空間の集合体

1.ライトウェルとペントハウス:密集市街地での採光/通風

南(西)側に隣地の建物が迫る、建物の密集した住宅市街地における建替えである。南(西)側を建物で塞がれた条件下で、十分な採光と通風を確保するために、建物をコノ字型に配置し中央にライトウェル(光井戸)を設けた。1階のリビングダイニング等の居室はライトウェル下部のコートテラスを囲むように配置し、ライトウェルからの光を取込んでいる。2階の個室にはそれぞれにロフトのあるペントハウスを設け、居室の頂部から採光/通風を確保している。すべての居室は2面以上の開口部を持ち通風性を確保している。階段室は頂部のペントハウスからの採光を下階に届ける第二のライトウェルの役割を果たしている。

2.個の空間の集合体

夫婦+子供2人の4人家族のための住宅である。2人のお子様は高校~大学生へと成長し、夫婦もそれぞれに時間帯の異なる仕事を持っており、家族がそれぞれ個人の時間と空間を大切にするようになってきた成熟家族のための住宅であり、個の空間を個性的に充実させて、これらをライトウェルと階段の縦軸に沿って立体的に積み重ねた構成とした。
ロックバンドが趣味であるご主人様は黒とシルバーのヘビメタスタイルの空間としている。また生活時間も変則的なため個室内にシャワールームを設けてある。
1階の奥様と愛犬の空間は白タイルの床と白壁(珪藻土)の柔らかい空間としている。奥様は在宅で仕事をされるため、キッチン周りにPCスペースを設け、家事と仕事とを効率的に行えるようにしている。
子供部屋は床・壁・造作家具をすべてシナ合板で統一した木質系空間としている。バスケットが大好きな次男の部屋にはロフト吹き抜けの壁面にゴールリンクが取り付けられている。

所在地
板橋区徳丸
用途
専用住宅 木造在来工法 地上2階建て+地下駐車場 4人家族
竣工
平成18年8月